ランジェリーに用いられる生地の違いはご存知ですか? | asch999

2021/06/07 22:16



毎日つけているランジェリーがどんな素材を使用しているかご存じですか?



今回は一般的に使われている素材の簡単な説明から、ランジェリーに使われている特性のある素材をご紹介します。


絹(シルク)

シルク(絹)は古くから、ドレスや着物などフォーマルウェアの分野を中心に、最高の衣料素材としてクレオパトラから卑弥呼まで、世界中の人々を魅了し、愛用されてきました。優雅な光沢やしなやかな肌ざわりに加え、豊かな吸放湿性、保温性などに基づく着心地のよさがあり、他の繊維の追従を許さない固有の特性がシルクの魅力です。さらに、近年の科学技術の進歩により、絹タンパク質の機能の解明が進み、美容や健康にもよいことが明らかにされてきました。

天然繊維の中でも、シルクは綿の1.3~1.5倍の吸水性があり、放湿性も綿に遜色ない特徴をもっています。

また、シルクは繊維自体が微細な多孔質構造をしており、繊維の間に空気をたくさん含むことができます。空気の部屋をたくさん持つことで外の暑さ・寒さに影響されにくく(熱伝導率が低い)、快適に保ちます。

さらに、吸湿性に優れていて放湿速度が大きく、保温性にも優れた繊維で、軽やかな薄さとしなやかな特性を持ちながら、「冬は暖かく、夏は涼しい」快適な天然のエアコン素材です。

冬になると衣類の着脱時にパチパチと静電気による不快感を味わうことがあります。繊維が摩擦すると静電気が発生し、繊維の電気抵抗が大きいと蓄積されて帯電します。シルクは吸湿性に富んでおり合成繊維に比べ静電気はおきにくくなります。ただし、著しく乾燥した場合はシルクにおいても静電気は避けられません。


綿(コットン)

原産は約8000年以上前のメキシコといわれており、そこからインド・エジプトを経てヨーロッパ・中国へ、日本には平安朝初期に中国から輸入されました。

主要生産国は、アメリカ・中国・インド・エジプトなどで、国土が狭い日本ではほとんど栽培されていません。

また3年以上合成化学物質を使用していない農地で、合成化学肥料を使わずに育てられたものは「オーガニックコットン」と呼ばれ、環境面からも高い評価を受けています。

綿の大きな特徴として一番大きな部分が吸水性です。

リネンの様に天然繊維の中には綿よりも優れた吸水性を持つ素材もありますが、

ポリエステルなどの化学繊維と比べるとはるかに優れた吸水性を持っているのがコットンです。

また吸水した水分は外に発散されるので、通気性が良く衣料品などは全シーズンで快適に過ごすことが出来ます。

柔らかい肌触り

綿はもともとが種子を守るための繊維ですので、ザラザラ・チクチクとした肌触りはほとんどありません。

また綿繊維は天然撚りと呼ばれる「ねじり」を持っているため非常に紡ぎやすく、紡ぐ強さによって柔らかくしたり硬くしたりと用途に合わせて最適な風合いを作ることが出来るのも特徴です。


麻(リネン)


綿などに比べ、少しザラザラとした硬い手触りが特徴です。

麻は通気性が良く吸水・吸湿性に優れていて、繊維が伸びにくく硬いので

汗をかいても肌に張り付かず夏でも快適に過ごす事が出来ます。

また、吸い取った水分を素早く外に発散してくれるので、

カビや雑菌の繁殖も抑えてくれます。

麻は天然繊維なので着用や洗濯によって繊維が偏ったり、

他の生地と比べると粗い織り方をしている物も時々ありますが、

それもまた麻やリネンの風合いと言えるでしょう。


羊毛(ウール)が一般的に用いられます。

熱伝導率が低いので、冬は暖かく、夏は涼しい

吸湿性に優れる

空気中の湿気を吸収し、水分が蒸発するときに気化熱を奪うため、夏は涼しく感じる

染色性が良く、色落ちしにくい

弾性が高く型くずれしにくい、しわになりにくい

しわになっても、蒸気を当てると簡単に戻ります

ウールのデメリット

フェルト状になる

水洗いすると縮んで硬くなりフェルト状になります。


レーヨン

レーヨンはとても吸水力が高く、汗をよくかく夏に効果を発揮する素材です。 ・滑らかな質感の風合い、ドレープ感が特徴的な素材です。 レーヨンの繊維は角ばった形をしており、綿や麻のようにコシがありません。 なのでリラックス感のある生地感があります。 ・肌に触れるとひんやり涼しく感じる効果があます。

アクリル

ふんわりとした羊毛のような軽さと暖かさを兼ね備えた繊維です。静電気発生と毛玉発生がネックではありますが、発色も良いため、意匠もさまざまなものがあり、衣料品をはじめとする消費財に多用されます。本家のウールよりも、安価というのも消費を促す要因ともなっています。

ポリエステル

ポリエステルの素材の長所は、なんといっても高い強度です。 形状の記憶性が高いため、男性用のシャツや女性用のスカートなどシワが寄りやすい衣料にはうってつけの素材です。 男性用のカッターシャツなどで最近よく見かける「ノンアイロンシャツ」は型崩れしにくいポリエステルを使用して作られています。 アイロンをかけるのが面倒だという男性には便利でおすすめの素材です。 また、プリーツ加工をする際も形状記憶性が高く、シワが寄りにくい性質のポリエステルが適しています。 そのため、女性用のブラウスにも多く使用されています。 そのほかにも、吸湿性や吸水性が低く、速乾性が高いこともポリエステルの大きな特徴です。 ポリエステルは速乾性が高く濡れてもすぐに乾き、カビや湿気に強い繊維です。 速乾性が高いため、サラサラとした着心地です。

ポリウレタン

ポリウレタンの最も大きな特徴として、ゴムのような伸縮性があることが挙げられます。これは繊維状のポリウレタンならではの特徴でもあり、伸ばしたときの長さは元の長さの5~7倍になることも。また、伸縮性が優れたポリウレタンは元の状態にも戻りやすいことから、ゴムのように伸ばしすぎるとすぐに伸縮性が失われてしまう心配もありません。 軽い ポリウレタンがスポンジや断熱材の原料となることからも分かるとおり、ポリウレタンはそれ自体の重さが非常に軽いという特徴もあります。そのため衣類や皮革製品に使う場合には綿などを使うよりも重さが軽くなるため、動きやすさが重視されるスポーツウェアなどにもよく使われています。 しわができにくい 衣類にしわができてしまうのは、使われている繊維の伸縮性があまりないことが原因です。ポリウレタンはかなり伸縮性があるため、たとえばポリウレタン製品を雑に丸めた状態で長時間置いても簡単に元の状態に戻ります。このように、しわができにくいという優れた性質も持っているのです。